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佐賀県・鳥栖市、交通の要衝に新たな産業団地開発

【2023年10月20日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

半導体サプライヤー立地期待

九州の陸路交通の要衝を攻略―。佐賀県や佐賀県鳥栖市が、鳥栖市内で大規模な産業団地を開発する。佐賀県東部で福岡県と隣接する鳥栖市は高速道路がクロスし、各方面へのアクセスに優れる。台湾積体電路製造(TSMC)が進出する熊本県北部にも80キロメートル程度と比較的近い。佐賀県などは幅広い業種を募る方向だが「シリコンアイランド」として九州に集積する半導体関連の立地も期待できそうだ。

佐賀県と鳥栖市が「サザン鳥栖連携プロジェクト」と銘打ち、同市内で開発する約34ヘクタールの産業団地。開発は民間委託し、地権者との用地交渉を経た上で2027年度から造成工事に着手し、30年度の操業開始を目指す。

産業団地ができる場所は九州自動車道の鳥栖ジャンクション(JCT)の南側約3キロメートルに整備される計画で建設が進む小郡鳥栖南スマートインターチェンジ(SIC)からすぐだ。鳥栖JCTは九州を南北に貫く陸路の大動脈、九州道と鳥栖から長崎方面につながる長崎自動車道、大分方面に向かう大分自動車道がクロスする。西日本高速道路(NEXCO西日本)が24年度中の供用開始を目指す小郡鳥栖南SICは鳥栖JCTの利用集中を分散させる狙いもある。

佐賀県の井手宣拓産業労働部長は

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