【千葉】千葉市は創業支援の強化と企業立地の促進を進める2025年度当初予算案をまとめた。一般会計は前年度比8・2%増の5512億円で、2年連続で過去最大となる。個別メンタリングや課題解決講座などでスタートアップを短期集中支援するプログラムに1800万円を配分。経費などの助成で企業立地を促進する予算として21億5800万円を計上した。158社に助成する。
新たに企業の海外展開を支援する研修や、女性を対象に起業に向けた研修の実施にも予算を割り当てた。引き続き企業の人材確保と事業継続をサポートするため、資格取得に必要な経費を助成する制度の対象となる業種や資格を拡充した。
神谷俊一市長は「収支が厳しい中、地域を守り、未来をつくる施策に予算を配分できた。企業立地については用地が少なくなっているが、今後もきめ細かな立地活動を続けていく」と述べた。