Powered by 日刊工業新聞

ニュース

名豊道路開通で沿線産業活性化 名古屋-豊橋1時間、完成車・部品物流効率化

【2025年3月17日付 中日本面 日刊工業新聞電子版

地域連携加速・災害救援迅速化効果も

名古屋市と愛知県豊橋市間を結び、沿線の8市1町を通過する大規模バイパス「国道23号名豊道路」が8日15時に全面開通した。全長72・7キロメートルの同道路の最後の未開通区間であった蒲郡インターチェンジ(IC)―豊川為当IC間の延長9・1キロメートルが開通。渋滞がなければ、国道23号を使う場合に名古屋―豊橋間でかかっていた約1時間20分の所要時間が1時間程度で済むようになった。通過地域の渋滞緩和や物流効率化で生じる経済効果が期待される。(編集委員・江刈内雅史)

「仕事の効率が上がる。開通の効果は大きい」と話すのは、アイジーエヴァース(愛知県刈谷市)の稲垣徹也社長だ。同社は金型や試作部品の加工が主力。名豊道路の高棚北ICまで2キロメートル余りの工業団地に2023年5月に本社工場を移転した。主要顧客の自動車関連メーカーへのアクセスに恵まれる地だ。顧客にはトヨタ自動車の組立工場である田原工場(同田原市)周辺など沿線に工場を立地している所も少なくない。

アイジーエヴァースでは

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ