自動化で生産性2割向上
日東工器は約30億円を投じて、7月1日に稼働する新工場に最新鋭設備を導入した。工程集約につながる5軸マシニングセンター(MC)や協働ロボットなどの導入で自動化を図り、2割程度の生産性向上を見込む。ロボットを使った自動化や脱炭素に資する製品化のニーズをさらに取り込み、生産拡大につなげる。新工場での売り上げ目標は資材価格の上昇分は入れず、2025年度が約55億円、26年度が約70億円。
日東工器は主に機械工具と建築機器を生産する旧白河日東工器(福島県白河市)と、機械工具を生産する旧メドテック(山形市)のグループ2社について、効率化と工場建屋の老朽化を理由に合併。生産体制を5月30日に完成した福島市内の新工場「おおざそう工場」に集約する計画を進めてきた。
新工場の工場棟の加工フロアには…