Powered by 日刊工業新聞

ニュース

展望2024/栃木県知事・福田富一氏 モノづくり人材を育成

【2024年1月29日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

―2024年の栃木県経済の見通しは。

「緩やかな回復が期待される。23年度12月補正予算で医療機関、社会福祉施設や交通事業者向けなどにエネルギー価格高騰分の支援を決定した。引き続き資金繰り支援を行う。23年6月に日光市で開催された主要7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の成果を生かして栃木の魅力を発信しインバウンド(訪日外国人)の誘客など観光消費を促進する」

―あらゆる場面で人手不足です。

「県内のモノづくり産業を支える人材育成が重要だ。新規学卒者や転職者などを対象に職業能力開発を推進するため、23年7月に『とちぎ職業人材カレッジ(とちぎジョブカレ!)』を開設した。専門学校などへの進学から就職までを一貫して支援する。企業に対しては高度外国人材の活用支援や『とちぎビジネスAIセンター』を拠点としたデジタル人材の育成に取り組む」

―脱炭素の対応は。

「産業・交通・業務・家庭の各分野で積極的な施策を展開する。これまで県民、事業者の行動変容の啓発に取り組んだほか工場の再生可能エネルギー設備導入の支援や住宅の高断熱化などネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)への支援を行った。24年度は交通分野への取り組みを促進する

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ