「緩やかな回復が期待される。23年度12月補正予算で医療機関、社会福祉施設や交通事業者向けなどにエネルギー価格高騰分の支援を決定した。引き続き資金繰り支援を行う。23年6月に日光市で開催された主要7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の成果を生かして栃木の魅力を発信しインバウンド(訪日外国人)の誘客など観光消費を促進する」
―あらゆる場面で人手不足です。
「県内のモノづくり産業を支える人材育成が重要だ。新規学卒者や転職者などを対象に職業能力開発を推進するため、23年7月に『とちぎ職業人材カレッジ(とちぎジョブカレ!)』を開設した。専門学校などへの進学から就職までを一貫して支援する。企業に対しては高度外国人材の活用支援や『とちぎビジネスAIセンター』を拠点としたデジタル人材の育成に取り組む」
―脱炭素の対応は。
「産業・交通・業務・家庭の各分野で積極的な施策を展開する。これまで県民、事業者の行動変容の啓発に取り組んだほか工場の再生可能エネルギー設備導入の支援や住宅の高断熱化などネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)への支援を行った。24年度は交通分野への取り組みを促進する…