―2022年度は誘致企業の投資額が約2143億円と、2年連続で過去最高でした。
「23年度の投資額は23年11月時点で501億円。22年度よりは下回っているが、コロナ禍以前よりは上回っている。昔は通年でもなかなか500億円を超えなかったのが今は当たり前、1000億円を超える年も出てくるようになった。岡山県の持つ(利便性が高く災害が少ないなどの)ポテンシャルの高さへの認識が進んできたことは大変ありがたい」
―かたや人手不足が問題になっています。
「2期目の途中くらいから、岡山県の求人倍率の高さを強調するのはやめた。企業側にとっては経営課題だからだ。企業誘致の際の助成も、雇用の数よりは投資の額や内容を重視するように変えた」
―産業団地の開発に対する考えは。
「県が直接団地を作らない方針は変わっていない。ただし、かなり積極的に市町村と共同事業のように取り組んでいる。用地の提案もするし、…