【福島】福島パルムシー(福島県葛尾村、阿部達也社長)は、同村の葛尾村東部産業団地で、ブラックペレット(炭化ペレット)の新工場竣工(しゅんこう)式を開いた。行政や金融機関の関係者ら約40人が出席した。阿部社長は「この新工場が再生可能エネルギーの未来を支え、持続可能な社会を実現する重要な一歩としたい」と述べた。
新工場の敷地面積は約1万5000平方メートル、延べ床面積は約1400平方メートル。投資額は約20億円。26人で8月に操業を始める計画という。東北産の木材を用いて炭化ペレットを生産する。その後バイオマス燃料として商社経由で火力発電所に売り込む。新工場の生産能力は年3万トンを想定する。
同社はパルムシー(宮城県多賀城市)の子会社。2021年に葛尾村と立地協定を結び、これまで新工場を建設していた。