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特集

サカナを創る 「第三の波」陸上養殖 第1部(中)海面経験生かす西日本

【2026年2月19日付 日刊工業新聞 総合1面】

サカナを創る 「第三の波」陸上養殖 第1部(中)海面経験生かす西日本

温暖な気候・電力に地の利

陸上養殖を展開する上では、地理的条件や経済的条件を考慮することが重要となる。環境を完全に制御できる閉鎖循環式でも、周囲の環境は無視できない。また、作った魚をどこにどのように売るかという課題もある。立地する場所の気候、電力コスト、物流などさまざまな条件から事業を最適化する必要がある。現状では九州地方を中心とした西日本で展開する事例が多い。

水産庁で確認されている陸上養殖業の届け出件数は2026年1月1日時点で、前年より68件増の808件。都道府県別では沖縄県195件、大分県53件、鹿児島県36件となっている。沖縄県が突出しているのは、「名産のクビレズタ(海ぶどう)の生産や(海水や河川水を使う)『かけ流し式』で展開している事業者が多いため」(水産庁栽培養殖課)だという。

陸上養殖の形態は、

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