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平野屋物産、包装材の工場建屋を増設 拠点集約で納期短縮

【2019年9月5日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

現在の鷹取工場

【福岡】平野屋物産(福岡県大野城市、母里圭太郎社長、092・581・8433)は、食品、日用品向け包装材の生産を強化する。本社工場含め3工場での生産から2拠点体制による集約を図る。鷹取工場(福岡県うきは市)に隣接する工業用地を取得して建屋を増設した後、吉井工場(同)を将来移設する。

平野屋物産はパッケージ製品を3工場で一貫生産する体制。鷹取工場は本社工場で製版したものを印刷、ラミネート加工している。増設する建屋では吉井工場が手がけるスリットや製袋などの後工程を担うことでリードタイム短縮につなげる。

増設部分の建屋面積は約4000平方メートル。鷹取工場は既存工場と合わせた建屋面積が約1万500平方メートルとなる。投資額は約9億円で2021年夏の稼働を見込み、既存工場と合わせて約60人体制で操業する。

取得した工業用地は福岡県が開発を進める久留米・うきは工業団地内の敷地面積9311平方メートル。一部を増設する建屋の建設に利用し、残りを吉井工場を移設する際の敷地に充てる。

平野屋物産は自社技術を生かしたパウチや特殊変形袋などの製造に強みを持つ。18年12月期の売上高は約25億円。

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