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CRE、富山にBTS型倉庫建設 塚本郵便逓送がEC物流利用

【2020年10月15日付 建設・生活・環境・エネルギー2面 日刊工業新聞電子版

【富山】シーアールイー(CRE)は、富山市の呉羽南部企業団地に物流センター(完成予想図)を建設する。特定の顧客に仕様を合わせたBTS(ビルト・トゥ・スーツ)型倉庫で、延べ床面積は約7210平方メートルの鉄骨造平屋建て。12月に着工し、2021年6月に完成する予定。塚本郵便逓送(富山市)に賃貸で提供し、同社が電子商取引(EC)物流の倉庫として活用する。投資額は非公表。

塚本郵便逓送は郵便の輸送・集配業務を手がけており、近年はEC物流分野への参入を本格化している。CREの子会社のブレインウェーブ(大阪市西区)が運営し、EC事業者と物流事業者の仲介をする流通プラットフォーム事業「はぴロジ」からの取扱量が急拡大したため、自社の倉庫スペースが不足していた。そこでCREからのBTS型倉庫の開発の提案をもとに物流センターを設置する。

立地をする呉羽南部企業団地は北陸自動車道「富山西インターチェンジ」に隣接し、交通のアクセスがよい。富山県は日本海側の中央に位置し、三大都市圏のいずれにも翌日配送可能な距離にあるため、物流拠点の構築に適しているという。

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