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ミドリ電機製造、福島市と立地基本協定 新工場用地取得

【2021年6月9日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

【福島】ミドリ電機製造(福島市、松村不二夫社長)は、福島市と立地基本協定を締結した。同社第2工場に隣接する松川工業団地(福島市)の2万6950平方メートルを新工場用地として取得した。海外から部品を調達して第2工場で組み立ててきたが、新工場を建設して成形と組み立てを内製化し、コスト競争力をつける。投資額は約13億7000万円。既存工場との商品振り分けや施設概要を固め、2024年1月の操業開始を目指す。

同社は年間200万個の産業用ヘルメットや業務用除塵機、空気清浄機などを製造。木幡浩福島市長は「建設用地はかつて東日本大震災の仮設住宅があった場所。復興が進んでいる証でもあり、さらに地域をもり立てて頂きたい」とした。松村社長(写真左)は「ミドリ安全グループとしてさまざまな商品を開発してきた。新工場を発展の基盤として地域に貢献したい」と抱負を述べた。

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