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伊福精密、中国系と受託加工 データ保管サービス活用

【2021年7月6日付 機械・ロボット・航空機1面 日刊工業新聞電子版

中国系企業との連携により「デジタル倉庫サービス」を活用した金属3Dプリンター技術の強みを生かしていく

【神戸】伊福精密(神戸市西区、伊福元彦社長)は、中国系企業のプジアン精工グループ(千葉県野田市)と連携し、モノづくりデータを活用した受託加工事業を始める。まずは両社の既存工場を活用し、航空機向け小型コンプレッサーなどを製造。5年後をめどに、神戸市内に両社共同運営の新工場の建設も視野に入れる。伊福精密ではプジアン精工との連携事業の売上高を、2026年2月期に10億円規模へ高める。

連携事業では、金属3Dプリンターの活用促進などを目的とした、伊福精密が展開するデータ保管事業「デジタル倉庫サービス」を活用する。プジアン精工のエアベアリングと組み合わせるシャフトや筐体などを製造し、航空機向け小型コンプレッサーやサーバー機器向け小型ブロワーといった最終製品へ仕上げる。プジアン精工はこの連携により、欧米向け提案を強化する。

伊福精密は、実物測定で設計データを作成するリバースエンジニアリングから、…

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