トプコンは建設機械や農業機械用のディスプレーユニットの新工場をドイツに建設する。投資額は数十億円。2021年末に着工し、23年半ばの稼働を目指す。新工場稼働でドイツの既存工場と合わせた生産能力を現在比3倍の年30万台に引き上げる。同ユニットは車両の位置情報や作業状況を表示する画面装置。建機や農機の情報通信技術(ICT)対応に伴い、今後も需要拡大が続くとみて増産で対応する。
ドイツの工場はグループ会社のトプコンエレクトロニクス(ヘッセン州ガイゼンハイム)が運営する。新工場はガイゼンハイム近郊の工業団地に建てる。敷地面積は1万7000平方メートル、延べ床面積は約1万平方メートル。欧州だけでなく、全世界に製品を供給する。
建設工事や農作業の効率化、自動化に向けて建機や農機のICT対応が進んでおり、…