【立川】セキコーポレーション(東京都八王子市、山木孝之社長)は、中国江蘇省常州市に同国で2拠点目の精密プレス部品工場を新設する。プレスや組み立てに加え、塗装ラインを構築し、同国内での生産能力を引き上げる。上海子会社の既存工場は手狭となっており、カメラ・自動車部品などの一部生産を新工場に移す。投資額は約4億円。2022年1月に完成し、同3月から稼働する。新工場の売上高で、25年12月期に20億円を見込む。
セキコーポレーションが出資して子会社の常州新関電子を設立、新工場は常州市の工業団地「常州国家高新技術産業開発区」内に着工した。敷地面積約1万5000平方メートル。建屋は3階建てで延べ床面積1万2300平方メートル。中国では環境規制が厳格化されており、塗装工程の認可取得や顧客の立地上の利便性を考え、新工場を常州市に決めた。塗装ラインを備えたことで、同工程の中国での内製化にめどが付いた。
山木社長は…