王子ホールディングス(HD)は30日、ベトナム北部ビンフック省に新たな段ボール工場を建設すると発表した。ベトナムの同社段ボール工場は7カ所目で、約50億円を投資する。2023年7月の稼働を予定している。
第三タンロン工業団地に建設する新工場の敷地面積は約6万3000平方メートルで、生産能力は月に約700万平方メートル。ベトナムは経済成長が続き、段ボール需要も飲食料品、日用品、雑貨業界など幅広く、年率約5%伸びているという。
王子HDは計画・建設中を含め、マレーシアに10の段ボール工場を持ち、ベトナムはそれに次ぐ拠点数となる。ベトナムの北部で3拠点、南部で2拠点稼働しており、南部と今回の北部で1カ所ずつ現在計画を進めている。