Powered by 日刊工業新聞

ニュース

日揮、福島でサバ陸上養殖 浪江町と協定

【2022年10月12日付 建設・生活・環境・エネルギー2面 日刊工業新聞電子版

 【いわき】日揮と同社子会社のかもめミライ水産(福島県浪江町)は、福島県浪江町とサバの陸上養殖事業に関する基本協定を結んだ。同町の北産業団地に養殖施設(完成イメージ)を建設する。7万9000平方メートルの敷地に水槽を設置し、2024年からサバの養殖を始める。人工知能(AI)による自動解析技術などで最適な養殖システムの実現を目指す。

日揮は5月にサバの陸上養殖事業を進めるため、いわき魚類(福島県いわき市)も出資してかもめミライ水産を設立。このほど施設の建設が決まり、浪江町と基本協定を結んだ。27年には年間60トンのサバの生産を見込む。生産したサバは町の新たな特産品として東日本地域に流通させる。

日揮は浪江町で再生可能エネルギーからグリーンアンモニアを生産する実証プラントの建設も計画している。

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

最近チェックした情報

ページトップ