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ジーテクト、岐阜に新工場 125億円投資、EVなど車体部品生産

【2022年11月7日付 総合3面 日刊工業新聞電子版

ジーテクトは約125億円を投じて、岐阜県海津市の駒野工業団地内に新工場を建設する。電気自動車(EV)などの車体部品を生産する。名称は「中部工場」。同社は国内で関東地方の4カ所と滋賀県に生産拠点を持つ。中部地方での拠点新設でビジネスの拡大を図る。新工場にはホットスタンプ機や大型トランスファープレス機、ブランキングプレス機、溶接ラインを設ける予定だ。2023年9月に着工し、24年10月に竣工(しゅんこう)する計画。

新工場の敷地面積は約7万2000平方メートル、延べ床面積は約2万平方メートル。生産工程には再生可能エネルギーを用い、二酸化炭素(CO2)排出量低減も目指すなど環境にも配慮する方針だ。

同社は経営戦略にEV関連事業の確立を掲げており、量販EVへの採用を視野に軽量で高剛性な車体の開発や提案に取り組んでいる。同事業に今後10年間で計700億円を投じる計画で、今回の工場新設はその取り組みの一環。7月にはアーレスティと、アルミニウムを用いた車体部品やEV関連部品の共同開発で基本合意したと公表した。

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