Powered by 日刊工業新聞

ニュース

精工技研、タイにコネクター量産拠点の子会社 来夏めど月産50万端末

【2022年11月15日付 電気・電子部品・情報・通信2面 日刊工業新聞電子版

【千葉】精工技研は2023年1月にタイで子会社「セイコー・ギケン(タイランド)」を設立する。東南アジアを中心に海外市場への製品供給体制を強化する狙い。23年夏までをめどにコネクターなど月50万端末の生産を開始し、同年末までに現地雇用含めて90人の体制を整備する。設立から3年以内に売上高20億円を目指す。

新会社は光通信部品の開発、製造、販売を担う。タイ・パトゥムターニー県のナワナコン工業団地に立地予定で、既存の日本・中国の拠点を含めた3極で量産体制を構築する。

精工技研は海外事業における供給責任を果たす観点などから、東南アジアでの新拠点設置を検討してきた。タイを選んだ理由は同社の取引先企業が複数進出しているほか「クリーンルームでの高精度な製品製造に必要な電力供給などのインフラが整っている」(上野淳常務)ためとした。

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ