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関電の兵庫・朝来バイオマス発電所、24日に停止 燃料高騰で事業継続困難

【2022年12月05日付 建設・生活・環境・エネルギー面 日刊工業新聞電子版

関西電力は兵庫県朝来市の木質バイオマス発電所を24日に停止する。官民共同で実施する木質バイオマス事業において、参画する兵庫県森林組合連合会が、木材価格の高止まりで燃料調達が進まず事業継続が困難となり、事業撤退を申し出たため。関電は同発電所の事業譲渡を検討する。

発電所を運営する関電子会社の関電エネルギーソリューション(大阪市北区)が24日に木質バイオマス発電所を停止。25日に兵庫県森林組合連合会、ひょうご農林機構、関電、兵庫県、兵庫県朝来市の5者による官民協働の枠組みを解消する。

関電を含む5者は2016年、兵庫県朝来市の生野工業団地で森林の未利用木材の搬出から燃料チップの製造、発電まで一連の工程を手がける木質バイオマス事業を開始。こうした取り組みは国内初の取り組みだった。

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