Powered by 日刊工業新聞

ニュース

福島・双葉町長、震災後12年「スタート地点」 居住・雇用環境を整備

【2023年3月3日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

【いわき】福島県双葉町の伊沢史朗町長は2日、記者会見を開いた。まもなく東日本大震災・福島第一原子力発電所事故から12年を迎える。2022年8月にようやく全町民避難が一部解除されたことについて、「住民帰還は60人程度だが、帰還する住民、新しい住民のためにも、居住エリアや雇用の場を整備して、安全で安心な街を創造していく」と強調。「帰還して良かったと住民が笑顔になる街づくり」に力を注ぐ方針を示した。

避難指示が解除されたのは555ヘクタールで、町の面積の15%にとどまる。伊沢町長は「やっとスタート地点に立ったと認識しており、避難指示解除区域をさらに拡充、商業施設や医療施設などを充実する」とした。雇用の場については「中野復興産業団地に20社の進出が決まり、14企業が操業を始めた。さらに誘致を進める」と企業誘致に力を注ぐ構え。

町は

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ