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中園工業所、新工場稼働 航空宇宙・車部品に業容拡大

【2023年7月6日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【宮崎】中園工業所(宮崎県延岡市、中園久志社長)は、クレアパーク延岡工業団地第2工区(同市)内の自社敷地に新工場(写真)を建設、稼働させた。事業継続計画(BCP)対策のほか、半導体製造装置メーカーからの出荷台数の増強需要に対応した。「新しい分野への挑戦」(中園社長)と位置付け、航空宇宙、食品、自動車など半導体関連以外の分野へ業容拡大を目指す。9月にも現在本社がある延岡市粟野名町からクレアパーク内に本社移転する。

新工場の面積は50×30メートルの1500平方メートル。大型クレーン4基、検査室、夏場の高温対策としての空調設備を整備した。総投資額は4億円。2024年1月末までは半分に当たる50×15メートル分を外部企業へ貸し出し、メッキ装置を組み立て製造する。

事業を多様化して経営の安定につなげるため異業種、他業種からの仕事も広げていく。2024年7月期の売上高で現状比20%増を目指す。

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