加賀電子は16日、メキシコのサンルイスポトシ州に車や空調機向けの電子機器組み立てを行う新工場を建設すると発表した。2024年4月の稼働を目指す。既存顧客からの受注増加や、米国市場向け空調機器用の電装基板の組み立てで新規受注を見込む。総投資額は約50億円を予定。操業開始後5年以内に年間売上高を現状比約7倍の500億円に引き上げるほか、従業員は約2000人に増やす計画。将来は部品成形や板金加工などにも対応し、一貫生産体制を整える方針。
旺盛な需要を背景に既存工場が手狭になったため新工場の建設を決めた。新工場は既存工場の近隣にある工業団地に建てる。既存工場を閉鎖し、新工場に生産体制を集約する。
新工場の延べ床面積は2万平方メートルで、…