モノづくりのまちの日常を体験―。あやせ工場オープンファクトリー実行委員会(丸山裕司実行委員長=綾瀬工業団体連合会会長)は、神奈川県綾瀬市で地域全体を工場に見立てたイベント「あやせ工場オープンファクトリー」(後援=神奈川県綾瀬市、綾瀬市商工会)をスタートした。2023年で5回目。初日の22日の吉岡エリアでの開催後、29日は早川・さがみ野・小園エリア、9月2日は上土棚・与蔵山下エリア、9日は綾瀬工業団地エリアでそれぞれ開催する。約50社が参加予定。綾瀬市の古塩政由市長は「市内企業や市民とのつながりを深めて地域の発展につなげてほしい」と話している。
22日にはサーフ・エンジニアリング(同市)が管外面検査用昇降ロボットの操作や鉄くずの回収体験を提供。参加した小学校6年生の児童は「ロボットの操作は思った以上に簡単だったが、神秘的な動きだった」と楽しんでいた。同社の根本優馬氏は「デジタルツールも共有しながら、地域の企業と力を合わせて準備した。製造業の多い綾瀬市の魅力を今後も発信していきたい」とした。(相模原)