神奈川県海老名市は小学生向けの「ものづくり探訪隊」を2日間行った。市内のモノづくり企業を身近に感じ、興味や理解を深めるのが目的。2007年度にスタートし、今回で15回目。市内唯一の工業団地である海老名工業団地やコカ・コーラボトラーズジャパン海老名工場では小学校1―4年生とその保護者10組20人が参加して身近な清涼飲料水の製造工場を見学した(写真)。
同工場は1―5号の製造設備があり、小学生らは500ミリリットルのペットボトル飲料を毎分900本製造可能なラインや、包装・充填ラインを見学。ペットボトルのリサイクルなど同社の環境への取り組みなどを学んだ。
同工場の増田亮製造部長は「子どもたちに環境への取り組みや、製造工程に興味を持ってもらえた」と語った。同工場は通常見学会を実施していないが、ものづくり探訪隊での見学会は地域貢献の一環として協力している。
ものづくり探訪隊では同工場のほか、市内の日本郵便神奈川西郵便局やパブコのトラックボディーの製造工場を見学。小学5―6年生23人が参加した。(相模原)