【山形】ヤマト特殊鋼(東京都江東区、三浦良典社長)は28日、山形第三工場(山形県天童市)の竣工(しゅんこう)式と落成式を開いた。生産工程の自動化で生産性を高め、工作機械や半導体製造装置向けの鋼材や部品の安定供給体制を整えた。式で三浦社長は「基幹工場としての力を発揮し、発展への礎を築きたい」と話した。
同工場は山口西工業団地C地区の敷地(面積約2万4343平方メートル)に、延べ床面積約4000平方メートルの一部2階建ての建屋を建造。協働ロボットや、材料供給から部品完成まで機械内で完結する複合加工機などの設備を用意し、4月に稼働を開始した。総投資額は約15億円。現在は8人が働いている。