トーヨーカネツは31日、和歌山県橋本市に「トーヨーカネツ和歌山橋本工場(仮称)」を建設すると発表した。主力の物流ソリューション事業の需要に対応する。あやの台北部工業団地第一地区に敷地面積約4万9916平方メートルの用地を取得する。取得額は14億5000万円(建物・設備は除く)。2028年の操業開始を予定する。
従来は和歌山工場(和歌山県有田市)で物流システムを生産してきたが、省人化や多様で高度な物流システムの需要増加に応えるため新工場を建設することにした。物流システム増産のほか、国内外から調達する関連製品の品質管理拠点の機能も持たせる。また、取引先への設備設置工期短縮のため、製品のユニット化も進める。
和歌山工場との2拠点体制にすることで、事業継続計画(BCP)体制を強化する狙いもある。