【新潟】アヅマホールディングス(HD、新潟市中央区、関博司社長)は、販売した計測機器のメンテナンスサービスを拡充する。その一環で計量法校正事業者登録制度(JCSS)に基づく校正を手がける富士試験機製作所(東京都品川区、境田正信社長)を買収した。アヅマHDはグループ全体の直近の売上高58億円を、2027年ごろに80億円に引き上げることを目指す。
アヅマHDの関社長が富士試験機製作所の代表取締役会長に就任した。境田社長は代表権のない取締役社長として経営に参画する。
富士試験機製作所は金属材料硬度などの試験機の設計・製造、校正・検査を手がける。1951年創業で22年10月期売上高は2億3200万円。熟練メンテナンス要員がいる一方、後継者不足に悩んでいた。
アヅマHDは従来から機器メンテナンス事業を展開していたが、関社長は…