【福山】広島県福山市は市内北部で建設してきた福山北産業団地第2期が完成し、記念の式典を開いた。市と立地協定を結んだ12社の代表、および地元選出の政治家や施工業者などから61人が出席。今後立地企業との間で正式契約を結び、2024年4月以降、引き渡される。
式典では事業主体である福山市の枝広直幹市長が「地元企業の積極的な投資意欲に支えられ、工事完了以前にすべての区画で立地協定を結んだ。地域経済拡大や雇用創出などで大きな恩恵をもたらしてくれる」とあいさつ。
同団地第2期は団地面積約51ヘクタール、分譲面積約24ヘクタール。第1期は00年に完成していたが、北側に隣接する第2期の着工は08年のリーマン・ショックの影響で先延ばしになっていた。21年6月に着工、計画通り23年9月に完成した。
協定を結んだ13社のうち1社が辞退。2098平方メートルの1区画が再度売りに出されたが「複数社から引き合いをもらい商談中」(枝広市長)という。