【宇都宮】栃木県企業局は20日、鹿沼インター産業団地(栃木県鹿沼市)の第1期分譲で内定企業2社と土地売買契約を締結した。デクセリアルズは1街区の7万1000平方メートルで鹿沼事業所第2工場を拡張し、異方性導電膜(ACF)の生産能力を高める。DAYDO Holdings(ダイドーHD、大阪府河内長野市、追田尚幸社長)は2街区の1万9000平方メートルに新工場を造成。少子高齢化を見据えた省力化機器を製造する。
デクセリアルズは総額300億円規模を投じ、2026年に稼働する計画。需要が堅調なACFを増産する。新家由久社長は「新製品も手がける。鹿沼事業所第2工場はスマートファクトリー化を進める」とした。
ダイドーHDは27年の新工場稼働を目指す。マルチアングルカッティングマシンやアシストスーツなど省力化製品を製造。住宅関連製品のショールーム機能も持たせる。追田社長は「当社75周年事業となる。これからの日本の課題に必要なモノを鹿沼から発信したい」とした。