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常石造船、東ティモールに造船所 夏にも正式決定

【2024年2月8日付 総合3面 日刊工業新聞電子版

【福山】常石造船(広島県福山市、奥村幸生社長)が東ティモールで造船所の建設を検討していることが分かった。インドネシアでも修繕ドックの建設を検討している。現在、実現可能性調査(FS)を行っており、結果を見たうえで夏ごろには進出の可否を正式決定する。

1月28日の週に奥村社長が両国を訪問し、造船所建設の候補地を視察した。東ティモールでは首都ディリ東方約50キロメートルのマナトゥトをはじめ3カ所程度が候補にのぼっている模様。インドネシアでの建設候補地は明らかになっていない。

先立つ2023年12月、東ティモールのシャナナ・グスマン首相が来日した折には奥村社長とも面会、造船所の誘致が話題に上った模様だ。

常石造船は24年1月、東ティモールから技能実習生を受け入れることで調印したと発表しており、現地での造船産業育成に向けて前向きに検討が進んでいる様子がうかがえる。

ただ、現段階では東ティモールでの造船所建設が難しいと判断した場合は

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