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名古屋刃型、ベトナム開拓 高精度打ち抜き刃型製販

【2024年2月29日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【名古屋】名古屋刃型(愛知県一宮市、樋者俊博社長)は、ベトナムで高精度打ち抜き刃型の製造販売に乗り出す。ハノイ近郊のドンバンⅢ工業団地に設けた工場の生産体制が整い、まず日系企業を中心に営業活動を本格化する。高機能フィルムなど薄膜材料を高精度に切り抜く刃型は自動車、精密機器などの先端分野で採用を増やしている。ベトナムを足がかりに海外市場の開拓に弾みを付ける。

打ち抜き刃型は職人技を駆使して製作する。極薄素材に対応する技術力を強みとする。高い精度と耐久性が特徴で、リチウムイオン電池(LiB)に使用する特殊フィルムの打ち抜き刃型など各種製作、提供している。

ベトナムは刃型のユーザー業界となる自動車関連などの企業が多数立地しており、成長戦略の一環として市場開拓に取り組む。日本以外に生産拠点を持ち、製品の供給体制を強固にする目的もある。当面は日系企業を中心に顧客開拓を進め、現地企業や韓国企業に順次広げていく考え。

ベトナムの拠点として

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