日鉄物産はメキシコ・グアナファト州で、電磁鋼板専用コイルセンターの立柱式を行った。基礎工事を終えたのを機に関係者数十人で今後の安全とプロジェクトの成功を祈願した。工場建屋の建設に着手し、2025年春の稼働、年産能力12万トン体制の整備を目指す。
立地するリンテル工業団地は日鉄物産が用地販売の総代理店を務めており、自社コイルセンター建設で検討調査段階から担当部門間の連携を深めている。
日本製鉄系でも電磁鋼板用は北米初の本格コイルセンターとあって、電動化が進む世界2位の自動車市場で重要なサプライチェーン(供給網)の一角を担う考え。センターでは電磁鋼板のスリット加工と品質検査を行う。