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横顔/栃木県企業局長に就任した小林宣夫氏

【2024年5月29日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

キャリアの3分の1を予算編成業務に従事してきた。直近の総合政策部次長兼総合政策課長として、栃木県日光市で開催された先進7カ国(G7)大臣会合の関係業務で指揮を執った。「電力、水道水・工業用水の安定供給や、地域経済の成長につながる産業団地開発に取り組む」と所信を述べる。

県庁全体を俯瞰(ふかん)するポジションが多く、業務では全体を見ながら自分の役割を果たすことを意識してきた。栃木県は2021―25年度に累計200ヘクタールの産業団地を整備する方針。「企業の進出意欲、投資意欲が高まっている。目標達成に貢献できるよう着実に進めたい」と意気込む。

中学・高校時代はバスケットボール部でフォワード。休日は地元チームで小学生を指導する。「子どもの人としての成長につながる」ところがやりがい。(宇都宮)

【略歴】こばやし・のぶお 89年(平元)埼玉大経済卒、同年栃木県入庁。21年経営管理部財政課長、23年総合政策部次長兼総合政策課長。栃木県出身、57歳。4月1日就任。

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