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金属量産加工、無人工場化へ 野中工業所が検討部署新設

【2024年5月30日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

【宇都宮】野中工業所(栃木県佐野市、野中啓太社長)は、2030年度をめどに工場全体を自動化した“無人工場”の新設を目指す。実現に向け、社長直轄の「経営戦略準備室」を設置した。中長期の経営戦略をチームで立案する体制とし、金属量産加工の自動化などを検討する。9月中旬に完成する新工場でノウハウを蓄積し、本社近隣で造成が計画されている新産業団地で無人工場を実現したい考えだ。

従来は経営戦略の立案や準備は、野中社長1人で行っていた。新部署は野中社長を含め5人で構成する。工場長が新部署の統括を兼任するほか、プログラマブルコントローラー(PLC)やIoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)の技術者を専任した。

「日本のモノづくりをモノづくりで支える」ことを

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