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福島県、交通優位性で誘致 半導体などから引き合い

【2024年6月4日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

福島県が工業団地への企業誘致を加速している。近隣の宮城県で大規模な半導体工場が建設される予定のほか、首都圏と東北各県をつなぐ要所にあり、進出先としての福島県のポテンシャルは高い。県は東京で開催予定の企業立地セミナーで売り込みを図るほか、不動産会社や建設会社、産業支援団体といった工業用地を探す各社とつながりがある団体との連携を深め、産業集積につなげる。(福島・村上授)

現在、福島県では分譲可能団地数が県市町村営含めて35ある。2011年1月から23年12月末までに、福島県への企業立地は新増設合わせて872件。ここ数年では、21年は40件、22年は53件、23年は44件で推移している。福島県商工労働部企業立地課によると、県が担当する二つの団地は「問い合わせが年々増えてきている」。首都圏や関西圏、業種では半導体関連から引き合いが寄せられているという。

県は11年に起きた

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