中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)はタイに乗用車工場を完成、稼働した。年間生産能力は15万台。タイ国内向けのほか近隣の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域などへの輸出拠点と位置付ける。
新工場はタイ東部のラヨーン県の工業団地に立地。プレスや塗装、溶接、最終組み立てのほか、バッテリーなどの自動車部品の製造工程も備える。将来は1万人の雇用創出を見込む。
小型車「ドルフィン」やスポーツ多目的車(SUV)「アット3」を生産。EVのほかプラグインハイブリッド車(PHV)の生産も手がける。同社は2022年にタイ市場に参入した。