【神戸】日揮ホールディングス（ＨＤ）は１７日、神戸市中央区のポートアイランドに水素酸化細菌を活用して医薬品などを製造する「バイオものづくり」の研究拠点を２０２５年に新設すると発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）のグリーンイノベーション（ＧＩ）基金事業で協業するバッカス・バイオイノベーション（神戸市中央区）などと、微生物の開発・改良から生産プロセスまで一貫で行う事業を推進する。
神戸市から用地を取得し、研究施設「バイオプロセス研究所（完成イメージ、ＪＢＸ）」を建設。敷地面積は１万４０３平方メートルで、取得価額は１３億５２４９万円。２４年８月に着工し、２５年１２月末に完成予定。神戸市役所（同）で同日会見した水口能宏日揮ＨＤ執行役員最高技術責任者（ＣＴＯ）は、「今回の取り組みを通じてバイオものづくりによる産業革命を引き起こしたい」と意気込みを示した。
