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カネカ、北海道軸に医療機器生産効率化 100億円プロの新工場、全工程を自動化

【2024年9月3日付 素材・建設・環境・エネルギー2面 日刊工業新聞電子版

カネカは新設した苫東工場(北海道苫小牧市)を中心に医療機器の生産を効率化する。まず大阪工場(大阪府摂津市)で手がけていた血液浄化器などを苫東工場でも量産し、状況をみて海外にも輸出する。2026年をめどに増築し、医療用カテーテルも量産する。カネカメディカルベトナム(ベトナム・ビンロン省)で組み立てた仕掛品の最終製品化も検討中。世界で需要が伸びている製品群の供給基盤強化と高収益化を図る。(渋谷拓海)

カネカが国内に直営工場を建てるのは、1970年の鹿島工場(茨城県神栖市)以来54年ぶり5拠点目。新設にあわせて全工程の自動化を追求した。菅原公一会長がアイヌ語で「神」を意味する言葉を使って「カムイプロジェクト」と表現してきた大計画だった。

総額100億円を投じた。敷地面積は

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