【宮崎】ｗｅｌｚｏ（ウェルゾ、福岡市博多区、金尾佳文社長）は、宮崎県えびの市で園芸・農業用品卸売事業の新物流施設「九州物流第三センター」を１２月１日に稼働する。九州南部の小売店向け配送拠点とする。運輸業の「２０２４年問題」対応などを視野に、需要地に近く交通利便性の高い同市に拠点を設ける。１２人で操業を始める。設備投資額は約２４００万円。
同社は農業資材や園芸用品の商社。新施設はホームセンターなどに販売する在庫の保管・管理に用いる。九州では福岡県内に同様の施設２カ所を持つが、拠点増設でリードタイム短縮を見込む。
新施設は「えびのインター産業団地」に物流事業者が建設した大型物流施設内に構える。ウェルゾの入居面積は４７５１平方メートル。
金尾社長は新拠点について「（取引先との）共同配送なども視野に入れた、当社物流事業の拡大につなげたい」と展望を示した。えびの市とは９月末に企業立地協定を結んだ。
