【福島】アソー(大阪市東淀川区、桑村浩幸社長)は、福島県南相馬市に医薬品向け原料などを入れる製袋の新工場を建設する。2026年中の竣工と稼働を目指しており、新工場の稼働で全社の製袋加工能力は現状比1・5―1・7倍に高まる見通し。医薬品原料や中間体向け製袋の受注が堅調に推移する中、東日本エリアで初の生産拠点を設置し、東北・関東エリアの市場を開拓する。
南相馬市内の信田沢工業団地内に新工場「福島クリーン工場(仮称)」を建設する。25年春ごろに土地の取得を完了する方針。敷地面積は約6000平方メートルで建屋の延べ床面積は約1300平方メートル。工場の清浄度はクラス1000。新規雇用として5人程度を採用する方針。将来の増設・拡張に対応できるよう敷地面積に余裕を持たせた。総投資額は10億円程度。
新工場では製薬業界向けの…