優遇策活用で南東北に拠点
10月10、11日。福島県や、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興を目指す福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島市)は、企業立地ツアーを県内で行い、全国の企業経営者ら19人が参加した。一行は福島の中でも震災の被害が大きかった浜通り地域(沿岸部)にある複数の工業団地を視察したほか、県外から進出した中小製造業の工場や震災の資料館などを見学した。各社に聞くと、それぞれの狙いが見えてきた。
関西の食品関係の中小企業は、関東のホテルやデパートへの納品が多く、東日本での拠点開設を視野に参加した。経営者は福島を意識する理由として「(国などが実施している)企業立地に関する補助金が出ることだ」と明かす。
補助金を活用して…