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島根自動機、新工場棟を来月稼働 EV電池製造向け需要増

【2024年12月3日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

【松江】島根自動機(松江市、新宮邦隆社長)は、松江市内の工業団地「ソフトビジネスパーク島根」で新工場棟を2025年1月に稼働させる。電気自動車(EV)向けリチウムイオン二次電池製造設備の需要増に対応し、生産能力を従来比3割高める。受注設備に加えて、角形セル組み立て工程向けに生産性の高い自社開発装置「高速電極積層機」の提案を本格化。売上高を24年2月期の48億円から27年2月期に65億円まで引き上げる。

15億円を投じ、本社工場の隣接地1万3000平方メートルを追加取得し、6棟目となる工場棟を新築した。低湿環境のドライルームを構築し、マシニングセンター(MC)を増設して部品の内製化を進める。

今後3年で計30人の新規雇用を計画し、島根県、松江市と立地協定を結んだ。調印式で丸山達也知事は「競争力ある製造装置で地域経済に貢献しており、協力したい」と歓迎し、新宮社長は「島根の産業振興に寄与できるよう、まい進する」と応じた。

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