【岐阜】城山産業(岐阜県大垣市、竹中幸三社長)は、モーターや変圧器(トランス)の電磁鉄心(コア)の新工場を岐阜県安八町で2027年夏に稼働する。安八町と新工場の立地協定を結んだ。電気自動車(EV)を含む自動車、発電機、産業機械などでの将来の需要増に備える。
安八町が26年夏に造成を完了する「安八スマートインターチェンジ工業団地」の土地6600平方メートルを取得する。工場は平屋で床面積は約1800平方メートル。投資額は土地、建物、設備を合わせて約10億円を見込む。生産する製品品目の詳細は今後詰める。
モーター・トランス用銅線加工の機能を生産子会社の大阪電業社(大阪府八尾市)から新工場に全面移管する。コアの成形から巻き線までの一貫体制で付加価値と生産性を高める。