日本商工会議所は「地域経済を牽引(けんいん)する中堅・中小企業における投資動向調査」を初めて実施した。今後5年で拠点新設・拡張・移転を計画または検討している中堅・中小は47・1%、うち従業員300人以上(中堅企業)が59・0%と投資意欲が高い。投資額総額が10億円超の割合は中堅・中小が30・3%で、うち中堅が51・0%と過去5年の実績を上回り投資に積極的な姿勢を示す。
投資する拠点(箇所)は工場・生産拠点が191で最多となり、うち新設が84、増設が74だった。続いて倉庫・物流施設が71、店舗・営業施設が62、本社・支社機能が47、研究・開発拠点が43の順。拠点別の投資額が10億円超の割合は研究・開発拠点が51・5%、工場・生産拠点が38・4%、倉庫・物流拠点が35・7%。拠点新設の立地は、店舗以外で8―9割が既存の本社・工場の隣接地など同一都道府県を選ぶ傾向にある。
投資の理由は…