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にっぽんプラスX/水素「地産地消」、福島で進展

【2025年1月1日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

再生エネと一体製造

福島県で水素の地産地消を実現するサプライチェーン(供給網)の構築が本格化している。再生可能エネルギーで水素を生産し、燃料として利活用する事業が3カ所で進むほか、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R、福島県浪江町)が開発してきた低コストの水素製造制御システムは、国内各地の水素地産地消システムへの適用が期待される。福島県や独自の水素製造システムの普及を図る山梨県など、カーボンゼロ時代に向けた動きが鮮明になってきた。(いわき・駒橋徐)

グループ工場の熱源に

ヒメジ理化(兵庫県姫路市)は、新たに半導体製造用石英ガラス製品を生産する田村工場(福島県田村市)を月内に完成する。敷地面積9万平方メートル、延べ床面積1万2000平方メートルで、3400キロワットの太陽光発電(PV)を設置。PVは工場の電気利用を中心とする一方、その一部と系統からのグリーン電力を使い、固体高分子(PEM)膜型水電解装置で水素を生産する。

やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC、甲府市)、巴商会(東京都大田区)との共同事業で、

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