日本商工会議所が実施した「地域経済を牽引する中堅・中小企業における投資動向調査」によると、今後5年程度で拠点の新設・拡張・移転を計画または検討している企業の立地先の選定理由(複数回答)は「本社・その他自社拠点との近接性」が40・1%で最多だった。続いて「交通アクセス」が22・3%、「用地のスペック(面積、周辺環境への配慮など)」が21・3%、「取引先との近接性」が16・6%となり、本社や拠点、取引先との近接性を重視する企業が多かった。
こうした地理的条件の回答のうち5位は「事業インフラ(工業用水、電力、ガス、通信)」が12・9%、6位は「災害リスクの少なさ」が11・6%だった。過去約5年の投資理由調査比でそれぞれ6・2ポイント、4・1ポイント増え、拠点新設時に事業インフラ整備や少ない災害リスクのニーズが高まっている。
また、立地先の選定理由のうち経済・社会環境では、…