九州がベトナムとの経済関係を拡大しようとしている。九州の経済界は４―９日の行程で交流ミッションを派遣。新たな地域や分野でのビジネス展開の可能性を調査する。これまでに構築してきた交流実績や企業支援の機能も生かし、広範囲で結びつきを強める。（西部・関広樹）
今回の「九州・ベトナム経済交流ミッション２０２５」は、九州経済国際化推進機構（倉富純男会長＝九州経済連合会会長）などが主催する。同機構は九経連と九州経済産業局が事務局を務める官民一体の組織。２００９年にベトナム計画投資省と経済協力に関する覚書（ＭＯＵ）を結んでミッションを派遣しており、２３年３月以来８回目となる。
今回の主な目的は、…
