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佐賀、進む化粧品振興 産学官金で地元経済活性化

【2025年8月11日付 東日本・西日本面 日刊工業新聞電子版

佐賀県で化粧品産業のさらなる振興に向けた挑戦が進んでいる。関連企業が集積する唐津市は、裾野拡大を目的に地元素材を用いた製品の製造に向けた補助金を設ける。佐賀大学は新教育課程「コスメティックサイエンス学環」を2026年4月に開設する準備を進め、産業としての底上げにつながる人材育成を目指す。地域経済を活性化するため、新たな産業の柱が佐賀で育っている。(九州中央・片山亮輔)

大学に新課程/材料生産を補助

唐津市は化粧品原料の地元生産を推進する。25年6月の補正予算に約1200万円を計上し、ハーブなどの原料栽培や、市内産の原料を使った商品化を支援する。地元農家の取引拡大や耕作放棄地の有効活用につなげる。ハーブは野菜と比べて収穫時の重量が軽く、運送コストの低減も期待できるという。

補助金の窓口となる同市のコスメティック産業振興室は

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