政府はコンビナートの跡地を活用し、グリーン・トランスフォーメーション（ＧＸ）産業の集積に乗り出す。送電線などの共有インフラの整備や用地転換を支援する方針で、企業誘致を目指す自治体を対象にした公募を年内に始める予定。インフラが一定程度整うコンビナートの再生につなげるのが狙い。ＧＸのスタートアップなどを呼び込めるようにして、新事業の創出を促す。
経産省は事業再編や生産能力の最適化に伴って跡地利用が課題のコンビナートをＧＸ産業の拠点として生かす。費用負担が大きい設備の撤去をはじめとする用地転換を支援し、ＧＸの担い手を幅広く誘致することを想定する。
水素の製造などを目指すスタートアップが増えつつある一方、…
