中野鉄構、雲仙に新工場 大型金属加工、半導体装置の需要狙う

【長崎】中野鉄構(長崎県時津町、中野匡社長)は、約20億円を投じて長崎県雲仙市に新工場を建設する。同社は大型の金属加工品を得意としており、新工場稼働で半導体製造装置や洋上風力発電分野向け製品の需要拡大に対応する。2027年の操業開始を目指しており、50人の新規採用も計画。新工場の設置で県内9カ所に製造拠点を持つことになる。
新工場は平屋で床面積は約5950平方メートル。5面加工機やホイストクレーンを設置する。機械加工から組み立て、検査まで工場内で一貫生産できる体制を構築。短納期や顧客需要に合った製品作りを実現する。稼働状況や需要に応じて、クリーンルームの整備など機能強化も検討する。
新工場の場所は…


